短期間でアロマセラピストになるためには



アロマセラピーの基礎知識

 

 

最近はアロマテラピーという言葉もすっかり定着したようです。これはもともとはフランス語で、花や木などの植物に由来する精油(芳香成分)を使って、身体の健康や美容を促進する技術と行為のことです。

 

 

更には、フレグランス・キャンドルやお香もその中に含められ、自然の香りを生活に取り入れることで、ストレスの解消や心身のリラックスに役立てることもあります。

 

 

アロマテラピーは精油の嗅覚刺激を利用しています。精油が蒸散した芳香成分は鼻で感知されますが、これが嗅覚刺激として大脳辺縁系に達するのです。嗅覚を感じる部位は、脳の中でも本能的な旧皮質に存在するので、嗅覚刺激を受け取ると無意識のうちに情動を引き起こします。つまり匂いは本能的な身体諸器官の反応を引き起こすきっかけになっているのです。

 

 

特に精油の香りは、安心感・快感・緊張感・覚醒感・瞑想感など、心身のバランスをサポートすることが期待されています。ローマン・カモミールは筋肉などの鎮痙作用、ローズマリーは血行促進作用、ラベンダーは止血作用などが期待され、他にもティートリーの抗菌作用、フランキンセンスの免疫強化作用、ユーカリの去痰作用、グレープフルーツのリンパ系刺激作用など、実に多様です。

 

 

アロマテラピーの方法ですが、直接吸入なら精油を1~2滴、ハンカチやティッシュペーパーに含ませて、直接香りを嗅ぐ方法が最も手軽で、蒸気を吸入する方法も多く用いられていつようです。個人で行うこともできますが、プロのアロマセラピストに施術をしてもらう施設も人気となっています。